家庭菜園の中でも初心者でも育てやすいとの呼び声が高い、ミニトマトとキュウリ。
初心者とはいえど、ちゃんと土買って、水やっとけばある程度ちゃんと育つでしょ って思ってませんか?
私の育てているミニトマト、初めての収穫こそ6月中旬にできたものの、ほとんどの葉っぱに元気はなく、いくつかの葉や茎は黄色く変色し枯れかけています。
これでも1つの苗だけで300円以上する初心者向けと謳われている良品を買っていたのですが。。
キュウリに至っては初めての収穫も難しいのではないかと思います。
なぜなら、既に下側から順番に半分以上の葉っぱは枯れてしまいました。
正直申し上げますと、
「ちゃんと世話してたのに」
というのが感想です。
正直、初心者が本やネットの情報なしで育てたら8割以上失敗するのではないかと思います。(個人の意見)
私ももちろんネットで調べましたし、図書館で本も借りて育て方を調べました。
それでも枯れていったのです。。
失敗例として、私が気をつけて行っていたことや、失敗しないためにやっておけばよかったことを記しておきます。
ちゃんとやっていたこと
- 野菜用の培養土を使用
→ 十分なサイズと深さを持つプランターに、砂利を敷き、ホームセンターで購入した野菜用の培養土をたっぷり入れました。
- 日々の水やり
→ 与えすぎず、不足しないように、土が乾燥してきたらたっぷりと水を与えました。
- 日をしっかり当てて、雨を避ける
→ 雨の日は軒下に移動して、晴れの日はたっぷりと日光を当てました。
- 分け芽を摘む
→ 最初のころは知らなかったのでやっていませんでしたが、少し大きくなってきたころから分け芽を摘むようにしていました。
最初の1カ月くらいはすくすくと育って葉っぱもとても元気でした。
ところが、6月に入ったころから葉っぱの元気がなくなってきます。
特にキュウリの葉は変色して枯れたような様子です。
さらに時間が経って、6月20日頃、キュウリの下半分の葉っぱがほとんどなくなってしまいました。。
(栄養がゆきわたるように、摘芯は実施済みです。)
せっかくなりかけていた実も次第にいろがなくなって枯れていく様相。
ミニトマトの方はもう少しマシで、6月16日に6個程収穫ができました。
しかし、根っこの方にかけて葉っぱの元気がなく、やはりいくつかの葉っぱが黄色く枯れ始めています。
花も半分くらいは枯れてしまい、どっさりと実をつけることはなさそうです。
写真を見ているだけでも辛い。。
ミニトマト育成失敗の原因
失敗の原因は追肥だった!
結論から言うと、追肥の量が不足していたことが直接原因でした。
追肥は現在に至るまでに2回ほど実施していますが、適量を与えられていなかったことが後から分かったのです。
100均で購入した300mlくらいの液体追肥を、適量を守らずに与えていたので葉っぱが弱々しくなってしまいました。
あのときホームセンターに行って大きめの追肥をドサッと買えておけばと後悔しています。。
はじめのころは何もわからなかったので、葉っぱが老化して枯れてきているのかと考えていましたが、結果として栄養不足で枯れていたことが分かりました。
サントリーさんの「ジューシーミニ」も、デルモンテさんの「うす肌トマト」も栄養不足には適いません。
早い時期から葉っぱが枯れ始めた時は肥料が足りているか気にかけることが肝要です。
栽培本には1-2週間に一回と書いていますが、不足している場合は、早めに対策を打ってあげましょう。
追肥を施した結果
近くのホームセンターで追肥を購入しました。
700gで300円くらいのものだったと思います。
葉っぱがだいぶ枯れてしまった後だったので、正直、復活することはないだろうという気持ちで追肥を行いました。
そして、一週間後、本来の緑の青々とした葉っぱが新たに生まれてきたのです。
一つ前の画像と比較していただけると復活の様子がよくわかると思います。
完全に枯れ果てた葉っぱたちが生き返ることはありませんが、元気がなくなっていた葉たちは明らかに元気を取り戻しています。
さらに新しい葉の芽が生まれ始めました。
- 今回の結果から、追肥による栄養不足により元気がなくなっていたことが明らかとなりました。
個人的には100均の液体肥料で失敗しているので、土に混ぜ込むタイプの固形の追肥がおすすめです。
根を傷つけないように、苗から離れた位置に追肥を混ぜ込んであげましょう。
今ではすっかり元気な葉っぱが生い茂るまでに復活しました。
花や実もなり始めているので、もうしばらく収穫ができそうです。
左側のトマトはハダニが発生していたので、ハダニにやられている枝葉を思い切ってカットしました。
品種によってもハダニがつくつかないの差があるのでしょうか。
ハダニがつくと失敗する
追肥が足りずにミニトマトの苗が弱っている間に、赤い悪魔のアイツがやってきました。
小さいながらも大量について養分を吸い取っていく、その名はハダニ。
ハダニが付き始めると、みるみるトマトや葉っぱの元気がなくなっていきます。
そして結果として得られた収穫量はシーズンを通して10個ほど。
めちゃくちゃ赤字です。
ハダニはコーヒーに弱いと聞いていくつかの方法を試しましたが、結果としてせん滅することはできませんでした。
興味がある方は下記の記事を参考ください。奮闘記が綴られています。
私個人としては、ハダニがついたらおしまいかな、という考えです。
ハダニがつかないように、肥料と水はしっかりあげて強いミニトマトを育てましょう。
ハダニがつかなければ元気なミニトマトが育つ
昨年はハダニにやられて悲惨な状態まで追いやられましたが、今年の収穫は順調です。
変えたことは、
- プランターではなく地植えにした。
- 水と肥料はちゃんと与えている
- 脇芽はこまめに摘み取る
上記はミニトマトを上手に育てる秘訣ではないでしょうか。
初心者の方がやりがちな失敗でもあるので、特に気を付けてほしいポイントです。
雨でミニトマトが割れる
最近はゲリラ豪雨という言葉をよく耳にします。
トマトちゃんは豪雨により水分が過多になると、実が割れてしまいます。
庭が池状態になるほどの豪雨ですと、こんな感じで割れます。
地植えするにしても多少は水はけが良いように小高く土壌を作ってあげるとよいでしょう。
尚、割れたからといって食べられないわけではないです。
食べる場合は、虫などがついていないか確認して食べましょう。
ミニトマトで失敗しないための方法 まとめ
土の栄養がどれほど大事かわかっていただけたかと思います。
過酷な環境ではお野菜は育たないのです。。
お水をしっかりあげてちゃんと世話をしているつもりでも、追肥までしっかり面倒を見てあげないと枯れてしまうという失敗例を紹介してきました。
一度弱ると、ハダニも付きやすくなるので要注意です!
せっかくの良い苗を育てていても、枯れてしまっては収穫ができなくなってしまいます。
あなたもお野菜を育てる際は、追肥もしっかり準備して元気な野菜が育つ環境を整えてあげてください。
私の場合は、収穫の大事な時期に葉が枯れてしまい残念な思いをしましたが、1年越しのリベンジでしっかり収穫できるようになりました。
初年度から成果が出せるように、肥料はしかるべきタイミングであげてくださいね!
尚、地植えはプランターと比べて水やりの面で手間が減るのでとっても推奨です。
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