子どもの頃に買ってもらったミニ四駆やプラモデルの箱を開ける瞬間って特別なものでした。
そんな新鮮な気持ちはしばらく忘れてしまっていますが、子どもの頃の感激はまだ残っていたので、長男にもぜひと思っていたところ。
目に止まったのは水圧アームロボ。
対象年齢は10才以上。予想制作所要時間は5時間。
息子6才。最近、「ロボット作りたい」と言っていることもあり6才の誕生日に買ってみることに。
破壊怪獣次男3才がいる中で無事に組み立てることができるのか。
組み立ての難易度や壊れやすさを紹介します。
水圧式アームロボ 実際に組み上げてみた感想と口コミ
組み立てのしやすさや難易度
ふたを開けてみて、最初の感想は、
- 部品多いな
- 説明書ぶ厚いね
そして、準備するものが書かれてあり、我が家になかったのはニッパー。
とりあえず、ハサミと爪切りがあれば十分代用はききます。
(ハサミだとちょっと切りにくいので、近々ニッパーを買う予定)
プラスドライバーも必要で、これは序盤から必須なのでドライバーはご準備を。
パーツを切って、爪切りでバリを取る作業は一緒にやって、組み立ては説明書を見せながら考えてもらいました。
まあ、6才なので手こずります。
最初の部品2つを仕上げるまでに1時間かかりました。
小さなパーツ2つはアームの部分。
質が高くてカッコいいです。
所々、小さいネジで締結しないといけないのですが、このネジがかなり固い。
いやめちゃくちゃ固い。そして無駄に長い。
大人が締めても結構力がいるし、手も痛くなります。
おすすめ
取手が大きくて先端が硬いドライバーが良いです。
私は100均のドライバーを使用しましたが、ドライバーの先端が2本潰れました。
先端が磁石になっているものも良いです。磁石でないとかなり厄介な穴が1箇所あります。
10才だとかなり苦労するのではと思います。取手が大きいタイプのドライバーならトルクをかけやすく大丈夫かもしれませんね。
(2024/05/06 追記)
同じ100均でもこちらの大きいタイプのドライバーだとかなり楽に締め付けることができました。
先端が少し尖っていて磁石機能を持ったものが良いです。
知育に役立つ?
大人が思う醍醐味は水圧でアームが動いている構造を知ることができること、なのですが子どもには難しいと思います。
「あらゆるものはパーツを組み合わせてできているんだよ」とか「組み立て時の立体構造把握」くらいの役には立ちました。
説明書を見ながら、パーツの向きを合わせたり、取り付ける穴を見分ける力は時間が経つごとに上達していったのでGOODです。
ピストンやシリンダーなどの言葉や、水を押すことでアームが動くことを学ぶことができます。
所要時間は?ほんとに5時間で作れる?
1時間経過 アームの先端
不慣れなパパと、文字通り初心者の6歳。
加えてハサミと爪切りに100均ドライバーを使っていたので、余計に時間を食ったと思います。
A〜Eまで部品群があって、「Dの13切ってバリを取っておいて」という風に協力しながら進みます。
その結果、始めの1時間でたったのこれが2つだけ。
それでも、「かっこいいねー!」と楽しみながら作っています。
1.5時間経過 土台ができる
続いて、土台作り。
ここからは下から順に組み上がっておもしろい。
長男も取説の見方に慣れてきたのか、組み立て方の要領を得てきました。
この辺りからギヤが登場してきて、どうやってアームが回るのか構造を知ることができます。
組み立ててみないとわからない、醍醐味ですね!
2.5時間経過 アームが組み上がっていく
ニッパーを購入したのでパーツを切り離すのもだいぶ楽に。
(ニッパーは100均のものでも十分でした)
ハサミだと細かい部品を切る際に隙間が小さくて切りにくいです。
部品の組み立て自体は難しくなく、説明書も親切なのでプラモデルとしての難易度は高くないです。
ネジ締めだけがとにかく大変であるのは間違いなくて、ここだけ手伝ってあげた方が良い。
どんどん最終形に近づいてパーツをつなげるたびに楽しい。
ドライバーの先端が潰れてネジを締める作業ができなくなったのでこの日は作業終了。笑
(この時点で2本のドライバーが潰れています)
3.5時間経過 ついにシリンダを作り始める
水圧アームロボの木もとなる部分、シリンダーとピストンをくみ上げていきました。
6歳には難しい作業だったので、ほとんど私が組み立てています。
シリンダの中には油を塗るシーンがあり、床にこぼしてほしくないし、べとべとにされても困るので任せきれず。
ここまでできて、説明書を見てみると、まだまだ半分くらいですね。
ここまで4時間ほど掛かっていますが、幼児と組み立てていると倍くらいの時間がかかることがわかりました。
4.5時間経過 水を入れてホースを接続
シリンダーにホースを繋ぎ、水を入れていく作業を行いました。
ホースの長さを測って切ったり、長さの目印を付ける必要があるのでメジャーが必要ですね。
ここらへんの作業も6歳には難しかったので、ほとんど私の方でやっています。
(おかげでかなり捗りました。)
説明書はかなり親切に書いてくれているので、一見難しそうに見えますが、問題なく組み立てることができます。
説明書の後半半分はホース接続のために同じような作業を繰り返し書いているだけだったので、一気に組み上がっていきます。
ホース接続は同じような容量なのでぐんぐんページが進む
6時間経過 ついに完成
仕上げに水を入れたホースをシリンダを繋いでついに完成です。
ついに出来上がったアームロボは思っていた以上に、
- 滑らかに動く
- 稼働範囲広い
- パワーがある
という動きをします。
早速、長男と次男が取り合いを始めました。
次男がアームの部分を持ってバキバキと変な音がし始めています。
水漏れと耐久性は?
さて、次男がアーム部分を持って無理な力を加えていますが、どれくらい耐久性があるのでしょうか。
初日は、特に壊れることなく動きも問題ありません。
3歳児の遊びにも耐えたので、なかなか強さを感じます。
2日目、遊び始めた長男から、
「アームがつかまない!」と聞こえてきました。
たしかに、レバーを動かしても掴む動作をしてくれない。
よくよくシリンダーを見ると、中に空気が入っています。
チューブを引っこ抜いて、水を再び吸い込んで空気を押し出したら元の通り動いてくれますが、
少し、動きが悪くなっているようです。
5日後、チューブの中にそこそこの空気が入り始めていました。
5つ中、4つのレバーでアームが動かず。
ただし、アームを手動で軽く動かしてあげると、またレバーでも動作するようになりました。
時間を置いていると、ピストンの初動に少し力があるのかもしれません。
水漏れは特に見当たりませんが、エアの混入は比較的起こりやすいようです。
まとめ 品質・動きともに素晴らしかった
所要時間の3割くらいはネジを締めていた時間のような気がします。
ドライバーは100均ものでも、取っ手の大きいものを準備しておくことをおすすめします。
(大きいサイズのドライバーでも先端が尖ったタイプなら占めることは可能です。)
作業のしやすさがかなり変わりますよ!
プラモデルとしての品質は高く、アームロボというものづくりのコンセプトも最高なので、誕生日プレゼントや知育にもGOODです。
動きもびっくりするくらい滑らかで、感動します。
取扱説明書は親切で、10歳ならなんとか組み立てはできるレベルではないでしょうか。
3歳の次男の破壊力に耐えるほどの耐久性もあり、品質はかなり高いです。
水漏れこそあまりないものの、エアの混入はそこそこあるので、時々、水を入れ替える必要があります。
(コップに水を準備するだけなので特に手間ではないです)
結論として、組み立ても品質も大満足の内容でした。
次は同じシリーズのものを買って組み立ててみようと思います。
ゼンマイ式ロボも気になる
同じシリーズで、ゼンマイ式のロボットも販売されています。
動力はロボの中に仕込まれたゴム紐のみ。
ゴムひもを巻き上げることで動きます。
もともとはこちらのロボを購入する予定だったのですが、書店で長男の気分が変わり水圧式ロボを買うことに。
こちらも気になっているので近々購入予定です。
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