お風呂のお掃除たいへんですよね。
排水溝や死角になっている排水溝などしっかり掃除しようとすると一苦労です。
日常のことなので、少しでもお掃除を楽にしたいという方に人気なのが、LIXILさんのお風呂。
インスタ界隈の掃除アカウントの方々を見ていても、圧倒的にLIXIL率が高いようです。
私もいろんなメーカーさんのショールームを訪ねて、実際にお掃除性を確かめてきましたが、LIXILさんのお風呂がもっともお手入れしやすいという点で異論はありません。
引越し前のアパートのお風呂のお手入れは苦労していましたが、LIXILさんのお風呂になってからはずーっとキレイを保てています。
それくらいお手入れ性に気を遣われている。
今回はLIXILさんのお風呂のお掃除のしやすさについて紹介してみます。
マスキングの極意についても伝授していますので参考になるかと思います!
LIXILアライズのお風呂の優れた点
浴槽エプロンを取り外すことができる
TOTOさんやPanasonic、タカラスタンダードなど他のメーカーさんも見ましたが、唯一、LIXILさんだけが浴槽のエプロンを外すことができます。
エプロンの中って案外と水が入るので、湿気が残りやすい場所なのです。
エプロンを外せないということは、見えていないだけでカビは繁殖しているものと考えた方がよいでしょう。
カビは胞子を飛ばすのでお掃除しておくことに越したことはありません。
排水溝付近の段差がない
これ、重要です。
通常のお風呂には、浴槽に沿って水のとおり道となる溝が掘ってある場合が多いです。
排水溝が死角があると、見えないところにどんどんカビが蓄積していきます。
溝の手前側は死角になるので、絶対的に汚れやすく、異臭の原因になっているのではないでしょうか。
構造がフラットで掃除しやすいことは大事なポイントです。
LIXILさんの場合は、始めからエプロン下の排水用の溝がないため、溝に沿わせてブラシで磨く作業が必要ありません。
そもそも中央の排水溝があれば、全体に溝を這わす必要ってないと思うんです。
リクシルアライズの浴室のフロアには側面溝がないのでお掃除が圧倒的に楽です。
溝はない方が絶対良いですね。
髪の毛は楽に捨てられる
排水口にある髪の毛を集めるプラスチック製の網ですが、なかなか優秀です。
これはTOTOさんの方が毛玉のように丸まるということなので機能としては劣るかもしれませんが、
浴槽の排水時に渦をなして一応集まってくれるので不便はないです。
当初は、キッチン用の排水ネットを取り付けていましたが、汚れが蓄積しやすいというデメリットがあったことと、
ネットなしでも髪の毛がまとまってくれたので、今は裸のままで使用しています。
- 髪の毛ポイポイのネット無しでも、すっきり髪の毛が取れる!
- 抗菌作用なのか汚れにくい
- 髪の毛がちゃんとまとまるように流れが設計されている
LIXILのお風呂の残念な点(後悔ポイント)
コーキングは残念ながらある
水回りのコーキングって次第に汚れて根強いカビも出てくるので好きじゃないんですよね。。
コーキングのないユニットバスがあればよいのですが、残念ながらありません。
LIXILの浴槽で特に気をつけなければならないのは、エプロン下にあるコーキングです。
ちょうど死角になっており拭き上げがしづらい位置にあります。
水がかからないことがベストではあるので、マスキングテープを使用して隠してしまうのも有効かと思います。
(私もマスキングテープを活用して防カビ対策しています!季節にもよりますが、2ヵ月程貼りっぱなしにしていてもカビは発生していない様子です◎)
慣れるまで浴槽エプロンが外しにくい!
浴槽エプロンは取り外ししにくいです。
立て付けが悪いというか、うまいこと外れません。
取り外しに慣れるまでそこそこストレスを感じます。
ただし、慣れてくると取り外しも簡単にできるようになります。
一度上側に持ち上げて下側を引き出すのがコツです。
浴槽エプロンが取り付けにくい!
取り外しよりもさらにストレスを感じるのが取り付け。
長尺で扱いにくい上に、カチッと嵌ることもなく、固定のフックも扱いにくい。
正直な意見をいうと、設計的にどうなの?っていうレベルで扱いにくいです。
取り付け取り外しの際は慣れるまではいつも苦労していました。。
コツとしては、エプロンを上側にガチっとはめ込んだ後、エプロン下側を強めに押します。
強く推している間にフックを回転させて固定します。
(フックが固い場合はうまく嵌っていない場合かと思います。)
お掃除テクニック
浴槽エプロンの中に水が入らないようにマスキングをしよう
浴槽とエプロンの隙間。
ここに水滴が入りやすいので、マスキングテープを貼っておいた方がよいです。
マスキングテープは100均で買えます!
実はこの隙間から少量の水がエプロン内に流れてしまいます。
水分はカビの原因になるのでブロックしておきましょう。
写真は実際に浴室使用後のエプロン内の状態です。
少なからず水が侵入してますよね。
隙間全てにマスキングしようとすると、テープがもったいないので、
我が家では特に水が侵入しやすい中央部のみにマスキングするようにしています。
(端にいくにつれて水の侵入量は少ない様子だったため)
マスキングの極意
試行錯誤の結果のマスキングの極意をお伝えします。
LIXILさんのお風呂はエプロンが取り外しできるというのは前章にてお伝えしたところですが、取り外せる分、隙間があり水分が入る場所があります。
つまり、この隙間を防がないとカビが寄ってくるのです。
ポイントはたったの2つ。
- エプロンの上部は水が入る
- 排水口付近も跳ね返りの水分がつく
エプロンの上部はわかりやすいですよね。
隙間から水がしたたりつたうからです。
こっちの方はエプロンを取り付けた後、端から端までマスキングすれば完全に水分をシャットアウトすることができます。
問題は2つ目の排水口付近です。
なぜ問題になるかというと、LIXILさんのお風呂は浴槽と床面の継ぎ目部分がコーキングで接続されているからです。
コーキングはカビやすい特性があるので、放っておくとカビルンルンの巣窟になってしまいます。
そのため、コーキングをマスキングで覆ってしまうのが得策となります。
コーキングをマスキングするためには、一度エプロンをはずす必要があります。
外して、端から端までピタリと貼り付けてやってください。
それから、排水口の部分は特にエプロン裏が水分が残りやすいので、エプロンをかぶせたうえで、2重ガードしておけば完璧です。
これをしておけば、数カ月の単位でエプロンを外したお掃除を免除されます。
とっても家事軽減です。
水分の拭き上げには吸水スポンジが便利!
防カビ対策として、風呂上がりに浴室の水分を拭きあげるのは非常に有効です。
特にコーキングの部分は、一度カビが生えると除去が大変なので、拭きあげることをおすすめします。
毎日のことにはなりますが、次第に慣れます。
拭き上げに際して、タオルを使用するよりも吸水スポンジを使用した方が相当楽です。
特にクロスタイプの吸水スポンジは使い勝手が良くかなり推せます。
下の記事に詳細はまとめておりますので興味があればご参照ください。
浴室備品は最低限にすべし
備え付けの固定部品は最低限にすると掃除がラクになります。
例えば、シャンプーなどを置くラックなどは無くしてもよいかと思います。
ラックの取り付け台の下側や隙間には水分が残りやすく、石鹸カスの跡が次第に勢力を広めながら汚れていきます。
ラックの隙間はお手入れがしにくいので、隙間を作らないないに越したことはありません。
銭湯スタイルで毎回必要分をカゴに入れて持ち込むとgood
浴室はまっさらな状態がベスト!
鏡もお掃除が大変なので、無しにすること推奨です。
個人的にはお風呂のフタも要らないと思います。
保温能力はがっつり落ちますが、フタのヌメりが好きじゃないんですよね。。
場所も取るので思い切って無くしてもスッキリしますよ!
(固定フックも不要になりますし)
排水口の濁りを解消する方法
排水口の中の水溜めが濁りやすくなっています。
濁っていると汚れが見づらく掃除しづらいですよね。
濁っている分汚くなりやすいですし。
そんな濁りを簡単に解消する方法があります。
排水口に向けて洗面器いっぱいの水を流し込んであげると濁りを解消することができます。
濁っている理屈としては、
通常の排水の流れでは限られた範囲の水しか流れないので、濁り部分が留まってしまっていることが原因となっています。
水を一気に流すことで排水口内の水がかき乱され、水全体が均等に入れ替わるようになります。
水が濁ると汚いので、定期的に流してあげるとお手入れも楽になりますね◎
まとめ リクシルのアライズは間違いなくお手入れしやすい
LIXILアライズさんのユニットバスは総じてお手入れ性は良好です。
もう使い始めて3年目になりますが、ほとんど新品同様の状態をキープできています。
TOTOさんやPanasonicさんの浴槽はエプロンか取れない点や、排水溝に手の届きにくい箇所がある点で、LIXIL製の方がキレイを保ちやすいデザインになっています。
ショールームなどで比較すると割と一目瞭然です。
浴槽エプロンの取り付け取り外し性は良くないですが、取り外さないよりはマシ。
慣れればどうにか我慢できるレベルです。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
コメント