【習字を習わせるメリット・デメリット】習字を小中高12年間習った私が思うこと

 

子供の習い事、何にするか迷いますよね。

お金もかかるし時間も限られているのであれもこれもとはいきません。

 

子供にも向き不向きがありますし、もちろん正解なんてないと思います。

 

今回は小学校から高校まで習字を習い続けた私の経験から、

習字を習うことに対してメリット・デメリットを紹介してみようと思います。

 

 

メリット

良い点

・美しい字が書けるようになる
・集中力を養う
・粘り強さを身に付ける
・礼儀作法を身に付ける

 

美しい字が書けるようになる

 

当然のことながら美しい字が書けるようになります。

気を付けたいのは、先生の力量によって伸び方が全然異なるということです。

 

私の経験では、書道教室の違いによって実力の差は歴然でした。

(私は幸い優れた方に所属していたので、実力がありました。笑)

所属する書道会によっても実力に差があるように感じましたので、ある程度は調査することをおすすめしておきます

 

個人的な感想としては、「字がキレイ」は小学生社会においては十分にアイデンティティになりえます。

足が速い子がモテるように、字がキレイな子はみんなから一目置かれる存在になれるのです。

字がきれいなだけで活躍の幅が増えるのは十分にメリットとなりましょう。

 

 

集中力を養う

 

習字の作品は一枚の作品を完成させるためにかなりの集中力を要します。

最初の文字がうまく書けても最後に集中力を欠いて失敗すると作品自体が台無しになってしまうなど、集中を保ったままの状態を続けるトレーニングになります。

通常の習字教室が週に一度と考えても、この鍛錬を繰り返した子とそうでない子の差は明らかにつくと考えています。

 

私自身、物事に集中する力は習字教室で学んだことだと今も尚感じています。

 

 

粘り強さが身につく

 

作品を仕上げるために、何度も何度も書き直し、練習して、納得のいく1枚を書くことで粘り強さが身につきます。

高い集中力と粘り強さがあれば、仕事であってもスポーツであっても、大抵のことに役立ちました。

 

 

礼儀作法が身につく

 

書道、華道、柔道、剣道、古くからある「道」のつく習い事は礼儀作法を重んじます。

自然な礼儀作法を身につける場としても、習字教室は役立つかもしれません。

 



 

デメリット

悪い点

・それなりにお金はかかる
・そもそもの向き不向きはある
・どちらかというと静かな子に育つ

 

それなりにお金はかかる

 

書道に限ってのことではないですが、やっぱりお金はかかります。

月謝に加え、道具は消耗品なので定期的に買い替える必要があります。

 

特に高いのはやはり筆。

一本8000円の大筆を使っていました。

ちなみに小筆は2000円。

消耗してくると先端が二つに割れてくるので、少なくとも年に一度は買い替える必要があります。

(週に一度2時間の教室でも、買い替えはこれくらいの頻度になります。)

 

練習用紙に清書用紙、墨汁にも清書用の高いものがあります。

金額は忘れてしましましたが、案外と高い消耗品が存在することは覚えておいた方がいいかもしれません。

 

 

そもそも向き不向きはある

 

字の美しさは、才能の拠るところが大きいと思います。

同じ時間だけ教室に通っていても、「なんか下手な子」もいましたし、逆に「才能が違いすぎるな」って子もいました。

 

 

どちらかというと静かな子に育つ

 

黙々と打ち込むのが書道の特徴であるので、やんちゃな子にはならないかもしれません。

周りの子を見ていても元気いっぱいな子はいなかったように思います。私含め。

 

そのため、部活やクラブ活動と掛け持ちするのは良いかもしれません。

少し忙しくて時には気の毒に思うこともあるかもしれませんが、無理なことはありません。

私は中学校までは両立できました。

(高校時代は硬式野球部に所属したため、次第に習字教室に行けなくなり自宅で書いたものを提出する暮らしになってしまいましたが。。)

 

 

気を付けてほしいこと

書道教室の先生が人格者かどうか

 

口コミなどで教室の評価を確認した方がよいです。

書道教室で学ぶのは美しい字の書き方だけではないと思っています。

 

物事の取り組む姿勢や考え方など、人生において必要な素養を学ぶ絶好の場と考えてください。

 

「道」を志す人が始めている教室なので、大きなハズレはないとは思いますが、

粗悪な教室を選んでしまうとお金も時間も浪費することになります。

 

私自身、書道の先生から多くのことを学ばせてもらったので、大事な師との出会いの場となってほしいと信じています。

(学校では学べないような)

 

 

子供の意思で続けるかどうか

 

習い事をさせるうえで大事なのは、子供の意思で始めるかということだと思います。

動機は何でもいいと思います。

無理に習い事をさせるよりは、子供が興味を持ったことに対してアシストしてあげる姿勢が大事です。

私も息子に書道を習ってほしいとは思いますが、無理にさせることはないです。

(私がそうであったようにお菓子に釣られて習い事を始めさせるのも良いでしょう。)

 

 

まとめ

 

字がキレイであることは私の人生を豊かにしてくれた要素の一つだと思っています。

個人的には小学校一年生から中学校卒業までの九年くらいが効果が大きいんじゃないかなー という感想です。

 

お金をかけただけの効果はありましたし、美しい字を書けるのは財産です。

12年間書道を続けた私から言えることは、習字教室に通うことによるメリットの方が大きいということです。

 

参考にしていただけると幸いです。

 

 




 

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