【流体基礎】オリフィス計算方法と計算例

オリフィス

 

配管設計において、必要な流量や圧力に調整するためにオリフィスを使用することがしばしばあります。

本記事では基本的な事例についてオリフィスの計算方法を紹介しています。

 

今回は、配管内を流れる水のオリフィス後の流量を求めることとします。

与えられている条件

オリフィス前後の差圧   0.04 MPa
配管径          100 mm
オリフィス孔径                 50mm

 

※本記事を参考にして計算する場合は自己責任にてお願いします。本記事によってトラブルが生じた場合にも一切責任は負いかねます。

 




 

 

オリフィスの計算方法

 

オリフィス流量は以下の式から求めることができます。

 

まずは、絞り面積比mと流量係数α

 

流量係数αを求めるため、まずは絞り面積比を求めます。

 

続いて、次式からαを求めます。

 

尚、流量係数αは絞り面積mが下記の範囲で有効とされています。

 

 




 

いよいよ流量の計算

 

前項で計算した流量係数と初期条件から、流量を計算します。

与えられている条件

オリフィス前後の差圧   ⊿P = 0.04 MPa
配管径          d1 = 100 mm
オリフィス孔径                 d = 50mm

 

 

上記のように流量を求めることができました。

 

 

 

まとめ

 

例えば、決められた圧力まで落とすために孔径を計算したい場合でも上記で記載した式を基に求めることができるかと思います。

また、流量係数αについてはJISでも図にまとめられているようなのでそちらを参考にしても良いかもしれません。

以上、オリフィスの計算式を参考にしていただけると幸いです。

 

 

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