【楽天電気のデメリット】どんな人が得できる?電力会社と比較シミュレーション結果

 

電力自由化に伴い「楽天電気」なるものが誕生していますが、

果たして切り替えてよいものかイマイチよくわからない

そんな考えの人が多いのではないでしょうか。

 

一見したところ、「契約時に楽天ポイント1000Pプレゼント」や「基本使用料無し」という宣伝文句にメリットを感じます。

 

しかしながら、月々の電気代が安くなるかが最も重要な点となるのは明らかなので我が家のシミュレーションを基にどのような条件なら得をするかを見てみます。

 

ざっくりと結論から説明すると、電気使用量が少ない世帯ほど楽天電気に切り替えた際にメリットが出ると考えてよいです。

 

オール電化で月々の電気使用量が多い家庭などには向かないので、月々の電気使用量が少ないと感じている方は読み進めていただけると良いかと思います。

 

 

「楽天電気」の特徴

 

 

 

  1. 基本使用料が0円
  2. 電気料金/kWhが一定

 

 

基本使用料がない

 

基本使用料金が0円です。

例えば、九州電力の一般的なプランであれば毎月1650円の基本使用料にプラスして電気使用料金がかかります。

 

 

電力料金/kWhが一日を通して時間を問わず一定

 

楽天電気の使用量に対する料金が時間を問わず23.5/kWh円と一定です。

※地域によって料金は異なります。九州での料金は比較的安く、23.5/kWh円でした。

 

九州電力で例えると、デイタイムが26.5円/kWh、ナイトタイムが13.5円/kWhなど時間帯によって料金が変わります。

 

このため、夜間に電力を多く使用する人などは楽天電気に切り替えても旨みが少ないことがあります。

 

エコキュートなどの湯沸かしは夜間電力で沸かしている場合が多いので、オール電化の家庭などではメリットが出にくいかもしれません。

 

ライフスタイルによって、メリットにもなるしデメリットにもなるということです。

 

 



 

 

我が家のシミュレーション結果

 

我が家の構成と現在の料金プラン

 

家族構成は4人家族(夫婦+幼児+乳児)です。

平屋のオール電化住宅に住んでおり、電気の節約はマメに行っているタイプです。

 

現在契約している電力会社は九州電力であり、

電力料金はデイタイム(9:00~23:00)が17.82~26.84円、ナイトタイム(23:00~9:00)が13.21円です。

※電力料金は季節や平日休日にもよって変わるため17.82~26.84円という書き方をしています。

 

九州電力は夜間が安い!

 

九州電力HP引用:http://www.kyuden.co.jp/menu_new-plan.html

 

 

我が家は、夜間に食洗機、電力が安い時間内に洗濯機を回すなどの工夫によりナイトタイムの電気料金が多めになっています。

節約意識高めの家庭だと思っています。

 

 

 

楽天電気に切り替えるといくら安くなるのか

 

さて、我が家の電気料金を楽天電気に切り替えた場合いくらくらいのメリットorデメリットがあるでしょうか。

11月分と12月分の電気料金を参考に見てみます。

 

まず11月分。

 

 

電力量料金は、

82kWh × 23.95 =   1963.9円
45kWh × 17.82 =     801.9円
177kWh × 13.21 = 2338.2円

合計では5104円。

これに基本料金1650円を加えると、6754円となります。

 

続いて、楽天電気です。

電力使用量304kWhに23.5円/kWhを掛けると7144円です。

 

 

結果として、現状の九州電力での料金が安くなりました。

(燃料調整費などはよくわからないので計算を省いています。)

楽天電気では楽天ポイントも付きますが、それを考慮してもメリットが出ませんでした。。

 

 

続いて、比較的使用料が多かった12月分でもシミュレーションしてみます。

 

季節の変わり目で計算が少しややこしいですが、電力料金を合計すると、6645円となります。

これに基本料金1650円を加えると、8295円です。

 

対して、楽天電気

電力使用量373kWhに23.5円/kWhを掛けると8766円です。

 

またしても、九州電力の方が安くなりました。

 

我が家の場合は、夜間の電力が安い時間帯に電力をまとめるように工夫している、つまり九州電力のナイトプランを上手に使っているため、楽天電気に変えてもあまりメリットがないということがわかりました。

 

 

 

電力会社切り替えによるデメリット

 

 

電気の使い方にマッチするプランを探すのがたいへん

 

電力自由化に伴い多くの企業が電力供給事業に参入しています。

そもそも電力自由化の狙いとは、電力供給会社を増やすことで競争の原理を用いてサービスや料金を改善させるというものです。

そのため、多様なサービスがあり、今回のようにマッチしないプランもあります。

(逆に、マッチするプランも探せば出てくるわけですが。)

 

 

解約金や手続きの煩雑さ

 

また、他のデメリットとして考えられるのは解約金や手続きの煩雑さがあります。

楽天電気では解約金や手数料はかからないようですが、サービスによってはかかるものもあるかもしれないので事前に調査は必要です。

 

 

電力不足時の供給が不安定に?

 

可能性は低いですが、契約した会社が倒産した場合、当然ながら電力の供給がされなくなります。

大手電力会社さんに連絡をとれば最短当日で電気が開通できるとの情報があるので、生活ができなくなるという事態には陥らないようですが、一時的に電気のない暮らしになるというリスクはあります。

 

それから、停電時の電力の供給の不安などを感じている方もいるかもしれませんが、調べているところでは供給会社を切り替えても電力の供給が不安定になるなどのデメリットはなさそうです。

真冬の寒い時期に電力不足や燃料費の高騰で、安定した電気の供給ができなくなる恐れがあるとして楽天でんきでも新規契約の受付を停止している状態もありますが、大手であれば電気の供給がなくなるという可能性はほとんどないと考えています。

(信頼を守るため赤字になってでも電力供給をストップさせることはない。)

 

 

 

 

まとめ

 

我が家の場合は九州電力の夜間電力を上手に使用しているため、楽天電気に切り替えてもメリットがでないという結論でした。

オール電化であるため、エコキュートによる夜間沸き上げなどが特にきいているものと考えられます。

 

我が家では切り替えを行わない方針で決定しましたが、

例えば、昼間の使用電力の方が多い家庭や、ガスと併用していて電気料金が比較的かかっていないご家庭ではメリットがでると考えられます。

 

友人の家庭では楽天電気に切り替えることで月々の料金が1000円程安くなったという例も聞いているので、ぜひシミュレーションしてみてはいかがでしょうか◎

 

 

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