家づくりにおける大きな選択肢である床材。
床材の固さは日々の疲労に関わってきますし、床にふれたときのぬくもりは木の種類によって大きく異なります。
さらに、湿気を吸う能力も木によって様々。
快適な暮らしは床材によってだいぶ改善される気がしませんか?
こんなに生活に直接的に影響がある床材、できるだけ良いものを選びたいですよね。
私たちの家づくりにおいて最もこだわった点と言っても過言でもない、モミの木の床材について紹介します。
モミの木のここが最高!
のんびり寝転がれる柔らかさ
もみの木はやわらかくて温かみがある木材です。
肌触りもとてもやさしい床材になります。
(裸足で歩いたら良さが明らかなんです。)
堅い木材と比較してみると違いがよくわかると思います。
住宅見学会などに参加されている方は、床材の違いなどを肌で感じておられるのではないでしょうか。
床に座っていられるか、座っていられないか、木材の堅さで全然違います。
経験的にどんな床材が座っていられないかは想像がつくとは思いますが、やはり団欒のリビングであれば寝転がれるようなやわらかさが欲しくなります。
家族みんなで床の上でコロコロ、そんな幸せなことってないですよね!
冬に冷たい床は嫌!
「冬でも冷たくない床材があるらしい。」
こんな話から床材へのこだわりが始まった気がします。
多少は傷が入りやすくても、あたたかみがある方が良いということで、ヒノキやサクラなどを経由して、最終的にもみの床材にたどり着きました。
担当の設計士さんのお宅がモミの床材を使っているのですが、相当満足度が高いようです。
(実際に何度かお邪魔させてもらいましたが、心地よさは他の家を遥かに凌ぎます。)
床が柔らかいと疲れにくい!
堅い床だとどうしても足に疲労が溜まりやすくなります。
少しでもやわらかい床を選ぶことで立ち仕事による足の疲労もかなり軽減されます。
何十年も変えることがない床材です。疲労は日々蓄積されていくので、日々の疲労を和らげることは大事ですよ!
健康にもよい影響!?
モミの床材を使っている家では、なぜか子どもがご機嫌です。
理由はわかりませんが、傾向がある模様。
それから、ある方は「肩こりがマシになった」と言っていました。
これは本当かはわかりませんが、これから検証してみようと思います 笑
こんな弱点があります
やわらかい分、傷つきやすい
やわらかくて温もりはありますが、その性能に反比例するように傷がつきやすいです。
例えば携帯を角から落としたら凹むことになるかと思います。
早速ね、台所前に傷を見つけましたよ。
おそらく業者さんが作業中に傷つけてしまったものと推測していますが、それくらい柔らかいんです。
小さいお子さんが要るご家庭では、傷や凹みがつくのは当然つくことになりますので、そこは覚悟の上でモミの木を選ぶ必要があります。
傷や凹みを見ることがストレスになる方は、堅めの木材が向いているかもしれませんね。
水拭きメンテナンスが必要
モミの木は吸湿性能にかなり優れています。
逆に言うと、たまに湿度を与えてあげないと乾いてしまうのです。
モミの木の部屋で洗濯物を干すとからりと乾くとのことですので、水拭きなどのメンテナンスは必須となる模様です。
(特に冬場はメンテナンスが必要かもしれません。)
尚、ランドリールームにモミの木を使用することで洗濯物が乾かしやすくなるのでおすすめです。
モミの木は高価な木材
ここまで紹介してきた通り、モノがいいのは明らかです。
それじゃあ、お値段はどうなの?って話なんですが、ご察しのとおりかなり高いです。
高級品です。
30坪平屋の床材にもみの木を選んだ我が家の費用は、
標準の床材+100万円くらいです。
ベリーエクスペンスィブです。
大工さんからも「贅沢品だよ〜」とニヤニヤしながら言われます 笑
正直、驚くほど高いのでそこまでこだわりがなければ、価格を理由に見送るべきだとおもいます。
他にも温もりのある木材はありますし。
まとめ
モミの木の床材、ほんとに最高なんです。
これから何十年、床材は張り替えることはないと思うので長く快適さをもたらしてくれるでしょう。
今あなたが家づくりを考えているなら、いろんな床材を実際に体感することをおすすめします。
良い木材に出会う度に、理想が高くなるのでくれぐれもご注意を。
コメント